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サーモンについて知っておきたいこと — 鮭との違いから学術的な視点まで

  • 執筆者の写真: 山野熊さん
    山野熊さん
  • 5月17日
  • 読了時間: 3分

更新日:5月20日

みなさんは「サーモン」と「鮭」の違いをご存じでしょうか?実はこの2つ、基本的には同じ魚を指しているのですが、言語や文化の違いから呼び名が変わっています。今回は、サーモンと鮭の関係や、海外での呼び分け、さらに鮭とマスの違い、最後に学術的な最終結論まで、わかりやすく解説していきます。

1. サーモンと鮭は基本的には同じもの

日本語の「鮭(さけ)」と英語の「Salmon(サーモン)」は、どちらも同じ魚の総称として使われています。日本語で「鮭」は主に日本近海や北太平洋に生息する魚を指しますが、英語の「サーモン」はもっと広範囲のサケ科の魚全般を指す言葉です。つまり、言語の違いによって名前が違うだけで、基本的には同じグループの魚を指しているのです。

2. 海外での呼び名の変化

近年、特に海外では「サーモン」という言葉の使われ方が細分化されてきています。もともと英語圏で「サーモン」はサケ科の魚全体を指していましたが、料理や流通の場面では、養殖や輸入品の増加に伴い「wild salmon(天然サーモン)」や「Atlantic salmon(アトランティックサーモン)」のように、種類や産地によって呼び名が分かれるようになりました。

また、アメリカやヨーロッパでは「salmon」と「trout(マス)」の区別も重要視されるようになっており、特に料理の際には味や食感の違いを明確に伝えるために呼び分けがされる傾向があります。

3. 鮭とマスの違いと生態について

日本では「鮭」と「マス」は別の魚として扱われていますが、実は同じサケ科に属していて、種によって分類されます。例えば「紅鮭(ベニザケ)」はサケ、「ニジマス」はマスに分類されます。

生態的には、鮭は産卵のために海から川に戻ってくる「降海型」が多いのに対し、マスは一生を川や湖で過ごす「陸封型」が多いのが特徴です。ただし、この区分は種や環境によって例外もあります。

また、鮭は成熟するとほとんどの個体が産卵後に死んでしまう「一回産卵型」であるのに対し、マスは複数回産卵することができる種類も存在します。




4. 学術的な最終結論

学術的には、サケ属(Oncorhynchus)に属する魚たちは、遺伝子解析や形態学的な研究により、サーモンとマスの境界は非常に曖昧であることがわかっています。つまり、サケとマスは生物学的には単なるグループの違いであり、明確に「鮭」と「マス」を完全に区別することは難しいというのが現状です。

しかし、文化や利用目的によって呼び名や扱いが分かれているため、日常的には「鮭=海で育つ大型の魚」「マス=川や湖で育つ小型の魚」という感覚が根強く残っています。

まとめ

「サーモン」と「鮭」は言葉の違いでほぼ同じ魚を指し、海外でも呼び名が細分化されてきています。鮭とマスは同じサケ科の魚で、生態や産卵習性に違いがありますが、学術的には区別が難しいグループであることがわかっています。

美味しいサーモン料理を楽しみながら、こうした魚たちの生態や呼び名の背景を知ると、さらに食べる楽しみが増えそうですね!



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