エビの種類について
- 山野熊さん
- 5月17日
- 読了時間: 2分
更新日:5月20日
◆ エビの世界へようこそ! ◎ エビの学術的分類
エビは節足動物門・甲殻亜門に属し、その中でも**十脚目(Decapoda)**というグループに含まれます。十脚目は、脚が10本あることからそう呼ばれ、エビ・カニ・ヤドカリ類を含みます。
◎ 代表的な分類体系の例
分類階級 | 分類名(例) | 説明 |
門(Phylum) | 節足動物門(Arthropoda) | 外骨格を持ち、関節のある脚をもつ動物群。昆虫やクモも含まれる。 |
亜門(Subphylum) | 甲殻亜門(Crustacea) | 水中生活が多く、触角を持つ。 |
綱(Class) | 軟甲綱(Malacostraca) | エビ・カニ・ダンゴムシなどを含む主要な甲殻類。 |
目(Order) | 十脚目(Decapoda) | 5対の脚をもつ甲殻類。 |
亜目(Suborder) | エビ亜目(Pleocyemata)など | 産卵や繁殖法の違いなどで分類される。 |
科(Family) | クルマエビ科(Penaeidae)、タラバエビ科など | 形態・生態に基づいたさらに細かい分類。 |
属(Genus)・種(Species) | 例:Penaeus japonicus(クルマエビ) | 実際の種の名称。 |
◎ エビの生態:海の中でどんな生活?
< 生息環境>
エビは**海・川・汽水域(海水と淡水が混ざる場所)**と広い範囲に分布しています。種類によって好む環境が異なります。
深海性エビ(例:アルゼンチン赤海老) 水深100〜700mの低温・高圧環境を好む。太陽光が届かない世界に棲み、餌を探して海底を移動。
浅海性エビ(例:クルマエビ、甘エビ) 沿岸部や砂泥底を好み、岩陰や海藻の間で隠れて暮らす。日中はじっとして、夜間に活動。
サンゴ礁に住むエビ(例:クリーナーシュリンプ) 魚の体表を掃除する「クリーナー行動」で共生関係を築くユニークな種類も。
◆ 好む温度・水質
種類 | 好む水温 | 塩分濃度 | 特徴 |
アルゼンチン赤海老 | 5〜10℃ | 海水 | 低温を好み、深海で生息。 |
甘エビ(ホッコクアカエビ) | 0〜8℃ | 海水 | 北の冷たい海域に多く、底生生活。 |
クルマエビ | 20〜30℃ | 海水 | 暖かい沿岸部の砂地に生息。 |
天使の海老 | 22〜28℃ | 海水 | ニューカレドニアの熱帯海域で養殖される。 |
◎ 行動や繁殖
夜行性が多く、夜になるとエサを探しに出る。
多くは雑食性で、デトリタス(死骸)や藻類、小動物を食べる。
メスは卵をお腹に抱え、ふ化まで守る種もある(Pleocyemata の特徴)。
成長に伴い、脱皮を繰り返して大きくなる。
◎
エビたちは環境に合わせて進化した
浅海で擬態して敵から隠れるエビ、深海で赤い体を使って身を隠すエビ、魚と共生するエビ――。それぞれの「海老人生」は、じつにユニークで、環境にぴったり適応しています。
◎「のらばる」のエビたち
「のらばる」では、旨味・甘味・香りに優れた、こだわりのエビたちを取り揃えています!
• アルゼンチン赤海老
南米の深海で獲れる天然エビ。加熱してもぷりぷりの食感で、濃厚な甘みが特徴。刺身でも焼きでも絶品!
• 天使の海老
ニューカレドニアの美しい海で育つ、無添加・高品質のエビ。名前の通り、身はやわらかく、上品な甘さが魅力。
• 甘エビ
小ぶりながら、とろけるような食感と濃い甘み。刺身や酢の物にぴったり。
• アミエビ
とても小さなエビで、旨味が凝縮されています。調味や出汁、和え物に活躍。奥深い味わいを支える縁の下の力持ち!
◎ エビたちが海でダンス!
最後にちょっと楽しい想像を。
キラキラ輝く青い海の中で――赤いアルゼンチン赤海老がふわっと舞い、天使の海老がくるくる回り、甘エビがスイスイすべって、アミエビがちょこちょこ飛び跳ねる。その周りを、車エビやブラックタイガー、イセエビたちがまるで音楽にのって踊るように、ゆらり、ふわり。
エビたちの海中ダンスパーティ。そんな夢のようなひと皿を、のらばるでお楽しみください。

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