【保存版】料理の「塩加減」早わかり|汁物・煮物・焼き物、それぞれ何%が美味しいの?
- 山野熊さん
- 7月14日
- 読了時間: 2分

「塩ひとつまみ」「適量で」――料理本にありがちな曖昧な表現、困ったことはありませんか?
実は料理のジャンルごとに、美味しく感じる「塩加減=塩分濃度」はだいたい決まっています。さらに、しょうゆや味噌、みりんなど塩分を含む調味料を使うときには、“塩に換算したらどれぐらい?” という感覚があると味がブレにくくなります。
今回は、料理の塩分濃度の基本から、しょうゆなどを使う際の調整法まで、家庭でもすぐ使える知識をまとめました!
基本の塩加減:料理ジャンル別・黄金比
料理のおいしさは「塩分濃度」に大きく左右されます。まずは、代表的な3ジャンルの目安を確認しましょう。
🍲 塩分濃度の目安一覧表
料理の種類 | 塩分濃度の目安 | 調理の特徴 |
汁物(味噌汁・吸い物など) | 約0.8〜1.0% | 水分が多いので塩分控えめでも味がわかりやすい |
煮物(肉じゃが・おでんなど) | 約1.2〜1.5% | 具に味が染み込む分、やや濃いめが基本 |
焼き物(塩焼き・ソテーなど) | 約1.5〜2.0% | 水分が少ないため、濃く感じやすい。表面に塩が集中する |
✅ 感覚的に言うと…味噌汁1杯(200ml)→ 塩 約1.6〜2g肉じゃが1人前(汁込みで300g)→ 塩 約3.6〜4.5g焼き魚1切(100g)→ 塩 約1.5〜2g
醤油・味噌・みりんは「塩分のかたまり」⁉ 置き換えの目安
🧂 調味料の「塩分換算」早見表
調味料 | 塩分量(大さじ1あたり) | 塩に換算すると? |
しょうゆ(濃口) | 約2.6g | 食塩 約2.6g分 |
味噌(米味噌) | 約1.9g | 食塩 約1.9g分 |
みりん風調味料 | ほぼ0g | 甘味はあるが塩分はない |
料理酒 | 約0.5g | 塩分少なめ |
白だし | 約2.0〜3.0g | 商品により変動あり |
🧠 POINT:しょうゆ=塩2.6g/大さじ1 例えば、味付けにしょうゆを大さじ1入れるなら、それは「塩を2.6g入れたのと同じ」と考えて、他の塩を控える必要があります。
実践例:塩+しょうゆを使うときのバランス
🍖 例:豚の生姜焼き 2人前(肉200g)
焼き物なので塩分1.5%を目安にすると…
全体重量:約200g → 塩分量:3.0gが目安
しょうゆ 大さじ1(塩分2.6g)+ 塩 0.4g でバランスが取れる!
🔑 コツ:
しょうゆをたっぷり使いたいなら、塩を減らす or 味見で調整
みりんや酒で香りや甘みを加えると、塩分控えめでも満足感アップ!
まとめ:塩分濃度と調味料の“塩換算”で味が決まる!
✔ 今日から使えるポイント
汁物は1%弱、焼き物は2%近くが基本
しょうゆや味噌の「塩分量」を塩に換算して、他の塩とバランスをとる
味見は必須だけど、理屈を知っていればブレにくい!
「なんとなく塩ひとつまみ」から、「論理的な塩加減」へ。 塩分濃度を意識すれば、再現性のある料理がグンと増えます。
コメント